京都シルバーバーチ読書会

学習のポイントと参加者の感想



<2023年3月19日(日)>

(参考リンク)

<スピリチュアリズム普及会> スピリチュアリズムとは へ

<スピリチュアリズム普及会> スピリチュアリズムの思想[Ⅲ]――“霊的人生論” へ

<YouTube スピリチュアリズム普及会公式チャンネル> 救済の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 へ

<YouTube スピリチュアリズム普及会公式チャンネル> 宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像 へ

<大阪スピリチュアリズム・サークル シルバーバーチ読書会> スピリチュアリズム思想の大樹 (10月) へ

<大阪スピリチュアリズム・サークル シルバーバーチ読書会> スピリチュアリズム思想の大樹 (11月) へ


スピリチュアリズム思想の大樹 ②


 3月の京都シルバーバーチ読書会では、2月に引き続き、2022年の10月と11月に 大阪スピリチュアリズム・サークル シルバーバーチ読書会で学習した「スピリチュアリズム思想の大樹」について学び、そして後半は、 スピリチュアリズムの思想体系Ⅲから、 「1.霊的人生とは――スピリチュアリズムの霊的真理を実践する生き方」「10.霊的人生における理想と現実の問題――霊的真理の実践における理想追求と現実の壁」を輪読し、ポイントを確認しました。


 霊的真理は、点の理解や部分的理解で「わかったつもり」になっていてはいけません。「シルバーバーチの霊訓」と、「スピリチュアリズムの思想体系」、この2つをセットにして霊的真理を正しく学ぶことで、シルバーバーチの霊訓を通して「イエスが伝えたかったこと」を的確に、そして、ポイントを押さえて理解することができるようになります。それが、スピリチュアリズム思想の全体的理解ということです。

 そして、全体的な理解を深めるために考えられたのが、このスピリチュアリズム思想の大樹です。この大樹の内容をしっかりと覚えるということは、人類救済というスピリチュアリズムの目的地への地図を頭に入れているようなものだと思います。何を目的に、どこへ向かっているのか、その目的を達成するために必要な知識は何か、それらを明確に記載してある地図のようなものではないでしょうか。

 私たち人間の歩みには「一人一人の霊的成長」と「全人類の救いの成就」という明確な目的があります。今はまだ、地上の大半の人が、それを知らないまま地上人生を終えてしまいます。また、せっかく「シルバーバーチの霊訓」を手にしながら、スピリチュアリズムの目的を知ることができないために、せっかくの霊的宝の真価がわからず、無駄にしている人が大勢います。

 わたしたち人類が人生を迷いなく突き進むには、「シルバーバーチの霊訓」だけでなく、「スピリチュアリズムの思想体系」、この2つが不可欠なのです!まずは、私たちがこの大樹をしっかりと頭に叩き込み、まっすぐに地球人類救済という最終目的を見据えて前進してまいりましょう!

 私たちが真理を正しく理解し、正しく実践することで、霊界の方々と一体となって「地球人類救済」という同じ目的地を目指し、一致団結してイエスに従うことができるようになります!

 そして、スピリチュアリズムの全体をしっかりと理解することで、霊的真理の実践を努力し続ける力にもなります。私たちが実践をするのは、すべての霊的同胞が一人残らず霊的成長という最高の喜びを手にし、神の愛を実感しながら互いに睦みあい、霊的成長の為の苦難を苦とせず、困難を歓びを持って迎え乗り越えていける、そういう喜びに満ちた本来の生き方を、すべての人類が享受できるようにしたい、という願いがあるからです。霊的真理の正しい実践というのは、厳しい歩みです。しかし、何故実践するのかということを自分自身で明確に理解できていれば、実践の厳しさよりも、人類救済の為に少しでも貢献できるという喜びの方が勝るようになります。

 一歩一歩学びと実践を積み重ね、霊界の方々の使いやすい道具となって人類救済計画に貢献できるよう、努力を続けてまいりましょう!イエスの部下として、ともに霊的同胞世界の確立を目指していきましょう。



参加者の感想

大樹の図は、スピリチュアリズム思想の全体を理解するうえで大事なもので、しっかりと頭にたたきこんで実践することで真理の理解が深まり、それが更なる実践の原動力にもなるとのことで、また一つ新たな学びの時となりました。胸の奥からこみあげてくるものがあり、「頑張らなければ!」という強い思いが魂の奥底から湧いていました。スピリチュアリズムの思想体系Ⅲの実践についての学習は、最近、日々の実践が、いかに大切かということをひしひしと感じており、本日の学習が自身にとって、ピッタリでした。「実践をすることは霊界に道具として使ってほしいという自分の意志を示すこと」というお話しが、心に残りました。自身の言動、思考などを見直し、良きスピリチュアリストになるために努力奮闘していきたいと新たに決意しました。

本日はスピリチュアリズムの思想体系について教えていただきましたが本当にわかりやすく、どこが大切なポイントなのかおさえていただきすっきり整理することができました。自分がまだはっきりわかっていない思想や図について理解を深めていきたいです。ありがとうございました。スピリチュアリズムの思想体系Ⅲの実践についての学習で感じたことは、私は地上に生きているので、その中でも、自分ではどうしようもできない、地上の人間は物質的で利己的な考え方だから仕方ない、ということをずいぶん感じてきました。自分は私利私欲を捨て協調の精神で利益を持って、と思って行動してきましたが、他人はなかなか変わらないので失望することも多々ありました。しかし最近、「他人のために祈ることも利他愛の実践で、それで環境が良くなることもある」と教えられ、私は他人のために祈ることまでできてなかったことに気付きました。利他愛を持てるように、他人に愛を届けられますように、とは祈っていますが、もっと日常生活の中で具体的にお祈りすることは、たくさんあると最近考えるようになりました。思想体系も、理論だけでなく日々の暮らしの中で(祈りの)実践をしていくことが大事だと決意しています。

本日は霊的思想の大樹の大枝と小板の関係、また思想体系Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのそれぞれの関係について詳しく学びました。スピリチュアリズムの思想体系Ⅲの実践の学習の中で特に感銘を受けたのは、「(3)自分自身に対する絶望と闘いの継続」 という個所がとても心にひびきました。スピリチュアリストとしていかに毎月の生活の中で自分を厳しく見つめることの大切さを痛感いたします。まさに毎日が闘いであることがよく理解できました。そして、本日の学習内容は深いので、家に帰ってしっかり読み直したいと思います。だんだん学びが深くなっていくように感じています。

今日の学習でスピリチュアリズムの思想体系Ⅲから、「霊的人生とは」、「スピリチュアリズムの霊的真理を実践する生き方」を学びました。この中で特に心に残った所は、「地上は失敗から学ぶ所」ということです。これは、シルバーバーチの霊訓に出会うより、ずっとずっと前から思っていることです。今までの人生の中で多くの失敗をしてきました。というより、ほとんどが失敗だったような気がします。しかしどのような失敗をしてもその失敗から、教訓を得ることができました。私が最大の成長を果たせた時は最大の失敗をした時でした。もう何十年も前の話しになりますが、私の人生のどん底でした。それが、もっとも教訓を得た時であり、方向転換をして、人生がガラリと変わった時でした。そして、スピリチュアリズムに導かれ、初めてこの世の人ではない、霊的存在者が見守ってくれている、守護霊のような存在がいるということを知ったのです。自分は独りではなかった、導いてくれていた霊がいたと感動し、その導きに従い乗りこえることができたのです。

本日スピリチュアリズム思想の大樹の説明を頂き、改めて復習の大切さを感じています。この大樹こそスピリチュアリズム思想の全体であり、頭へ入れておくべきと思いました。後半にスピリチュアリズムの思想体系Ⅲの実践について学習し、自らを厳しくしているつもりで、なまけている所を反省いたしました。ついつい年寄だから…と甘えてしまうところがあります。厳しく自分をいさめなければならないと反省しています。霊界が近い我身ゆえ、一層厳しく律してゆかねばならないと改めて思っています。

今日の講義も、とても実りあるものでした。スピリチュアリズムの思想体系Ⅲの実践の学習の中で胸にひびいた言葉は、「闘いを諦めないこと」です。「高級ならこう振るわない、こうは感じないだろう」という姿から自分が乖離しているのに気づく時、情けなく思うのですが、それでも自己正当化や他者批判、自己愛を許さず、進むべき道を見据えなくては…と思いました。

スピリチュアリズム思想の大樹の学習は、学習を重ねるごとにその図の素晴らしさと、膨大な密的真理を目の前に茫然としてしまうところですが、しっかり内容を理解するための道筋を示していただいたように思い感動します。スピリチュアリズムに導かれ、この大樹の前に立った人たちにとってこれほど心強い案内図はないと本当に感動します。そしてこの図が示す1つ1つの意味をとても分かりやすく講義してくださったことで、インプットだけでなくアウトプットの手順を学習することができました。スピリチュアリズムの思想体系Ⅲ実践軸についての学習で改めて、日々の実践への挑戦の重要性を確認できました。私たちはシルバーバーチの霊訓とスピリチュアリズムの思想体系の2つを手にし、イエスの地上の兵士として地上人生のすべてを賭けて走り抜く覚悟でいます。その私たちにさらに、インフォメーションで理解を深め、意識を高められるように導いてくださっていると思い、恵まれた環境に感謝の思いです。その恩恵に報いることができるように、精進していきたいと鼓舞されました。