京都シルバーバーチ読書会

学習のポイントと参加者の感想



<2024年11月17日(日)>

思想体系Ⅰ 人間観②


 11月の読書会では、人間観を更に掘り下げて、死後、霊界へ戻り霊体だけで過ごすようになった人間について学びました。

 地上時代に霊肉の戦いをしてきた人間にとっては、その努力が霊的成長という最高の宝を手にすることになったと実感し、死は最高の喜びの時となる、これは本当に地上人にとって福音です。

 現在の地上は、「私たち人間は霊的存在である」という大前提を知らないまま地上人生を過ごしている人が大半です。人間にとって、霊的成長こそ真の幸福・真の救いであり、人間として神から創造された目的であるのに、そのことを知らないまま地上人生を素通りしていくのです。何と哀れなことでしょうか?私たちは84億人の地上人の中で真っ先に自分自身について、人間について、神について、霊について、知ることができました。

 私たちに人間には、神から分霊を与えられている、このことがどれ程の恩恵であるか、人間観の学習だけでなく、霊的真理の学習を通して少しでも実感できたなら、本当に幸福なことです。

 人間は、神から特別な存在として、天使と動物の両方を合わせた存在として創造されています。一人一人に、愛と存在の目的を込めて、一対一の関係を結んでくれています。そして、地上での生活を通して、基本的な霊的成長ができるようにと、神の愛から、霊的存在でありながら物質界で生活をするように計画されたことは、神の愛の証であるということです。

 このことをしっかりと意識して、神の愛に応えて、一人でも多くの霊的兄弟姉妹にも私たちと同じように神の愛を実感し、喜びの中で生きられるよう力を尽くしていきましょう。全ての人類が、ともに神の願う通りに互いに愛し合い、利他的に生きる世界、神を共通の親とする霊的同胞世界を地上に確立する為、地上再臨したイエスによる、人類救済計画の成就の為、皆で心を一つにして歩んでいきましょう。


(参考リンク)

●スピリチュアリズム普及会 スピリチュアリズムの思想体系[Ⅰ]

1.人間の身体構造について へ

●スピリチュアリズム普及会 スピリチュアリズムの思想[Ⅲ]

2.霊的人生を送るための実践項目〈1〉――霊優位の努力 へ

●スピリチュアリズム普及会公式 You Tube

スピリチュアリズムの思想体系とは へ



参加者の感想

 人間だけが他の生物と違って分霊を与えられている、その道具として霊体があります。また、肉体は肉体本能の道具です。2つの心は闘いながら、その分霊を高めていくことで霊の心もレベルアップしていきます。人間というのは神から霊的成長するためによく考えられて造られているのだと思いました。また、その地球という環境も、肉体を与えられたことによって不自由な思いをし、その中で失敗もしながら霊的成長していくということは、霊界人からすれば羨ましがられている立場なのだということをもっと自覚したいと思います。

 私は、今は登山に例えれば五合目位で、今から頂上を目指して登っていくには自分でも霊的成長のためと思って頑張りますが、息苦しくなってくることもあります。でも常に神と向き合う清らかな時を持ち、自分の霊的成長のため、神から愛されているという霊主肉従の意識を持って頑張りたいです。

 今月もありがとうございました。自分でも講義ができるよう練習をしていますが、今日の講義でまさに手本を見せて頂いた感じです。講義としても大変素晴らしかったですが、それ以上に胸を打たれました。人間観を学ぶことは、こんなにも感動的だったのかという驚きを感じました。神の人間への愛の深さに対する感謝の心と、神の思いに応えたいという願いのようなものがわいてきます。このような感動を与こられる講義ができたら素晴らしいなと、自分の目標を見たように思います。ありがとうございます。

 スピリチュアリズムに出会うまでは、自分は本当の自分ではないという漠然とした虚無感があり、何をしても無中になったり、情熱をかけたり、精根尽きるまで頑張る、ということはできませんでしたが、スピリチュアリズムを学び始めてからは、自分が本来の自分と一致してきたような感覚があります。きっと霊的意識が少しずつ顕在意識に表れ始めているのだろうなと、学習しながら思いました。

 昨年までは霊肉の闘いを激しくしていました。霊界の導きでそこから脱することができました。霊優位を求める者にとって、肉優位であることの苦しみも理解できました。霊主肉従の努力について学ぶと、身につまされ、納得します。でも、これも、これからの人生に生かし、人のために生かしていけば、肉体を脱いだ時に“あれはあれで良かったと思えるのだろうとあまり自分を卑下せずにこれからも精進をしていきたいと思いました

 大きく心が揺さぶられた学びの一日になりました。この感動のエネルギーと次の学びのエネルギーに替えていきたいと思います。清らかな学びの時を与えて下さり、ありがとうございました。

 本日は被造世界の中で、人間だけが神から分霊を与えられ、特別な存在として造られたこと、そして、永遠に霊的成長の道を歩むように造られたことを学び、神の私たち人間に対する深い愛を感じることができました。これまで、私も霊的要素だけで生活している霊界の人々を本当にうらやましく思っていました。ですが、霊界人から地上人を見たとき、肉体を持った地上人が霊主内従の努力をし、霊的成長できることがうらやましく思っているということを知り、本当におどろきました。肉体を持ち、苦しみ、困難な体験をするからこそ、魂が強化され、効率的に霊的成長ができるということを、あらためて実感しました。

 一人一人に神の愛が注がれていることを、他の人々より先がけて知った者として、今度は、暗やみの中で過ごす人々に神の愛を届ける道具となれるように努力していきたいです。常に神に意識を向け、神の願いに応えられるよう、信仰実践にはげみ、頑張りぬく覚悟を新たにしました。

 魂や精神、愛という言葉の解釈は人それぞれですが、人間の5つの構成要素の中でも、霊の心(魂)と霊について詳しく学ぶことで、世間での曖昧な解釈による誤解を正すことができると感じました。

 ただ、天使と人間の構造の違いについてはよく理解ができたものの、動物についてはまだ理解が十分ではないため、しっかり復習をしていこうと思います。動物は霊体を持たないため、死後は生命素が種の類魂に吸収されるということについて生命素が帰る場所となる「類魂」に魂という言葉が使われていることに混乱しています。どのような疑問もしっかりとクリアにしていきたいと思います。

 また、人間は死によって肉体的障がいはなくなるということ実について、肉体に生じている障がいがあっても霊には何の問題もないことを知ることができた事は、私にとってはとても重霊です。この事実を数年前に知る機会があったことで、現在障がい者の就労支援員として働く上で、目の前にいらっしゃる障がいを持つ人達との関わり方にも大きく影響していると自覚しています。スピリチュアリストが得る知識は、地上生活の営みに真の豊かさをもたらしてくれるため、知識をただ自己満足として終わらせないように、利他的な行動、行為に繋げる努力を続けていきたいです。毎日が霊肉の闘いですが、わずかずつでも霊的成長につながっていることと信じ、次月の読書会まで頑張りたいと思います。

 人間観の復習では、人体の構成を学びました。人間とは何かということが今の地上では理解されていないことは、本当に地球は未熟な段階にあるのだなと思いました。

 霊王肉従の努力についての学習では、霊的意識を努力して引き上げることが霊的成長につながるということを学びました。霊的意識は一部しか自覚できない上、本能的意識との葛藤があるので、霊肉の闘いは常に苦しい闘いです。雲的成長しているのかも実感できないですが、地上は失敗から学び、成長していくものという言葉を励みに頑張りたいと思います。落ち込むこともあると思いますが、霊界に行ってから霊肉の闘いから解放された喜びと、地上の苦しみは神の愛であることを思って向上していきたいです

 本日は、人間観と電主肉従の努力について学びました。

 人間は異的存在であるということを知らないと、重の心があることがわからす人間の本来の目的である霊的成長の意味が理解できないのではと思いました。肉体本能的意識は自覚しやすいのですが霊的意識の大小が自分の中では理解しづらく、自分が今、霊主肉従であるのかを明確に判断することは難しく思います。心を「霊優位」にすることで、心がすがすがしく清められたように感じたり、明るく前向きな気持ちでいる状態を保つように心掛け、自分を役立てることを日々実践していきたいと思います。

 霊界人の方々が、肉体を持つ私達を大変うらやましく思っていることを聞きました。最初は驚きましたが、永遠の霊的成長の観点から考えると、「霊主肉従の闘い」がきわめて厳しい困難なことであり、それを乗り越えて自分で自分を救うことで霊的成長が促されることを思うと、納得がいきました。祈りにより霊的エネルギーで自分の中を満たし、自分を高めて人類への貢献ができるようになりたい、信仰実践の歩みを進めていきたいと心から思いました。

 今日は、人間観を学びました。何度も学ばせていただいていますが、実践となると、これほど難しいことはありません。今日の内容の中で、一般の地上人には霊の心(霊的意識)と肉体本能の区別がつかないとありましたが、まさに私もシルバーバーチに出会う前は肉体本能が、いいことであると思いこんでいることが、たくさんありました。たとえば、お金もうけもいいことであるという教育を受けてきたので、それが本能的欲望だとは全く思っていませんでした。

 今現在でも、無意識に肉の心に支配されている時があり、そのことに、これまでは気づかなかったのです。そういうことがよくありました。そして最近は、その肉の心に支配されている自分にやっと少しずつ気づけるようになり、気づいて、ハッとして、祈ります。しかし、やはり、肉体があるので、また肉主霊従になり、そのくり返しです。正直、嫌になることもありますが、これを継続することによって上限ラインの向上=霊的成長につながっていくということなので地上にいる間、頑張るしかありません。

 霊的成長はなかなか進まないように思いますが、10年前ぐらいの自分と比較した時に、その当時ではありえないような考え方や行動が少しずつできているので、きっと少しは成長していると信じたいです。

 本日後半で霊主肉従の努力について学びました。

 長年、信仰生活、霊主肉従の努力を続けていますが、今の私にとって力となり、霊的エネルギーをいただいた会になりました。私は病をかかえていて、何度もくじけそうになりながら歩んでおりますが、苦しみの後には確実に意識が変化している事を実感しています。本当に厳しい道のりですが、一歩一歩、背後にいて下さる霊的な助けを受けながら、「気づきを行動に」をモットーに、身をまかせ、又自分のできうる事を一つずつ努力していこうと思いました。霊主肉従の努力についてのレジュメは、心の支えになります。ありがとうございました。

 神が私たち人間と一対一の関係を結び、深い愛を注いで下さっていることに深い感謝の気持ちでいっぱいになりました。霊界では体験できない地上ならではの霊肉の闘いの価値をかみしめ、奮闘努力し、霊優位の闘いの厳しさを乗り越えた後の霊的成長という喜びを目指し、神との絆を深めていこうと決意を新たにしました。霊的同胞世界、利他的世界を確立するために必霊な霊的真理を真っ先に与えられたこの恩恵に感謝し、学ばせていただいた真理を実践し、良き霊の道具となれるよう信仰を深めていきたいと思います。